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2022/09/03 18:55

先日、とある大手植物販売会社のハウス内の整理作業のお手伝いに行きました。
所狭しと並ぶ植物がもはやジャングルと化していました。マイナスイオンどころの騒ぎじゃないムワっとした熱気の塊にただただ圧倒されて。。
繁忙期を迎え、日々の業務に追われ、整理しよう!整理しよう!と思いながら、気が付けば手に負えない状態になっていうたそうです。
早速、商品にはならなさそうな植物をせっせとピックアップして、黙々とハウスの外へ運び出しす作業に取り掛かりました。
ちょっと傷があったり、葉落ちがあったり、でも十分植物としては生きているものを処分する作業です。
最初は、せっせと心を無にして作業を進めていましたが、だんだん植物の山ができればできる程、何とも言えないような重い空気が充満しだして、気が重く、半端のない陰の空気に飲み込まれそうになってきました。
チームで作業を行っていたので、何だか変だなと感じながらも明るく振舞って、気を紛らわせながら作業を無理やり進めていました。
すると、同じ作業をしていたチームの子が、何だか肩の上を手で払ったり、気にするそぶりを見せだし、だんだんとスピードダウンし始めました。『どうした?』と聞くと、その子は、『私霊感とか全くないし信じてもないんですけど、何かここにはもう居たくないかも』と言い出したんです。自分も何かを感じていたので、『私もそうやねん!何かヤバイよね、ここ』と。
とりあえず、『一旦作業を止めてこの場を離れて深呼吸しよ!』ということになり、冷たい飲み物を飲みながら気分転換しました。
どれだけ休憩しても、肩の上がどっしり重く、何かが沢山乗ってる感がぬぐいきれず。。。
結局、ある程度まで作業を進めて、切りの良い所で足早にその現場を後にしました。
ここまで話しましたが、私が一体何を言いたいかというと。。。植物にも命があって、生命の力みたいなものがあるんじゃないかということです。
処分していた中には、ベリーの木など実のなるものもありました。誰にも気付かれない中で、ちゃんと実をつけて、その実がシワシワになって枯れていました。
入荷したまま、愛されずに、放置され、枯らされた植木の山。
まさに、『そこに愛はあるんか!?』です。
植物ブームの中で、毎日飛ぶように植木が売れるのは、植物販売を生業とする私にとってはとてもありがたいことなのですが、
これだけの植物が流通しているのに、飛ぶように売れている現実。その裏で枯れていく植物がきっと多いのだと思います。
SDGSの観点からも、今回の作業を通して色々と考えさせられるところがありました。
私は、販売したら終わりではなく、販売後も大切にしてもらえるような植物を販売していきたいなと心から願います。
今回の不思議な出来事を通して、植物にも気持ちがあるのかも?と、何か大切なことに気付いたようなそんな経験だったので、シェアしてみました!

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